雨め

子供が一人巣立ち、寂しかったのも本当につかの間。
最近は受験生の母から解放された日々を満喫しています。

受験生の母とは、塾の送り迎え(深夜に及ぶ)や、お弁当のダブルメイク(昼と夜の分)で時間的にも負担は大きかったけど、精神的にもこんなに負担が大きかったんだと驚くほど、今は平和です。(受験が終わったのは1ヶ月前ですが、長女が巣立つまではやはり新しい生活がスムーズにスタートできるか気を揉んでいたので、勝手に)

私は典型的なA型で、一日の過ごし方を頭の中で組み立てて、その通りに事が運ばないときーーってなる、他の家族にとってはとてもやっかいな性格なのですが、最近は、「時間はたっぷりある。やれることから、のんびりやろうっと♪」というお気楽なすごし方をしています。

で、今日。いつものように、朝、布団を干し、洗濯も干し、午前中にある民生の会議に出かけた。(私、最近民生委員なるものを引き受けてしまったんです・・・)

会議に向かう途中、なんか雲行きがおかしくなってきた空を見て、一緒にいた友達に「布団干してきちゃった」と言ったら「私は花粉症だから干してない」と言われて会話終了。

会議が始まって30分ほどした頃、どんどん暗くなる空。

…やばい。

そして、ざーーーーーーー。

みんながその雨音にざわめいた時にすかさず友達が「布団大丈夫?」と私に聞いてきた。

一同大騒ぎ。こんな日に布団を干してきたのかいって。

「大変。今日寝れなくなっちゃうよ。今からしまってこやー(名古屋弁)」

民生は基本的にアラセブ(70歳前後)の方々なので(私と友人は突然降って沸いた超新星)、みなさん、こんな日に布団を干してきた愚かな若者にも(いえ、決して若くはないのですが)、温かいアドバイスをくれ、私一人中座しました。

家に帰ると、布団べったべた。
とりあえず、階段とかに干して、また会議へ戻りました。

しばらくすると、雨もやみ、青空が。

よかった、これで濡れた布団も乾く。

家に帰って、布団を干しなおし、洗濯はしなおして昼食を食べ、2時からの歯医者さんへ。

治療が終わって病院を出たら、またもや空が真っ暗。

のーーーーん。

家へ急ぐ車の中でぽつぽつと降り始めた雨に「お願い、あと5分。あと5分でいいから待って」と懇願してけど、待ってくれなかった。

ち、雨め。

1ヶ月前の私なら、この一連のできごとで心がぼきぼきに折れて、もう夕飯も作れなかった(やわだな)けど、今の私は大丈夫。こんなことでへこたれないわ。

ちょっと、がっくししたけど、すぐに気を取り直して、「ま、客用の布団で寝ればいいさ」と思い直し、穏やかに後処理をしました。

結局、その後、また晴れて、布団も乾いたし、夕飯もゆっくり作れたし、なんか、ただいつもと同じ成果しかでなかった家事だけど、神経質な私がこんなトラブルに対応できたことで妙に達成感を感じた一日でした。