巣立ち

おととい、長女がついに家を出ました。
家出をしたわけではありません。
進学のためです。

3月末まで続いた長女の大学受験。
結果は、第一志望としていた北大に合格することはできませんでした。

覚悟はしていたものの、さすがに22日の発表の後、3時間ほどは放心状態だった長女でしたが(ただ単にこたつで寝てただけかも・笑)、夜にはすっきりした表情で「○○大学(長女が通うことになった学校)で、がんばる」と言いました。

長女が通う大学は、1年生の間だけ北海道のキャンパスで学びます。北海道大好きな長女には嬉しい話。

全寮制のため、4月10日に入寮式なるものがあり、どんな所か見てみたかったのもあって、主人と出かけて行きました。

キャンパス自体は北海道の大自然の中にぽつんとある感じで、長女と一緒に合格した同級生はそのあまりにもの田舎っぷりに、別の大学へ行きました(笑)。

でも、設備はとても充実して、寮も女子寮に限っては数年前にできたため超綺麗。

なんとお風呂は海が展望できる温泉。

3食つき。

部屋は4人部屋ですが、家具で一応仕切られてるし、寂しがりやの長女には一人暮らしするには、ちょうどよいスタートとなったように思います。

入寮式の後に寮内を自由に見学し、あー、ここで長女は一年を過ごすんだと、感慨にふけり、その後長女を少し話をして、私と主人は名古屋へ帰りました。

友達に「寂しくなるよーーー」と散々言われてたので泣くつもりでいたのですが、寮の充実っぷりにほっとして、あまり悲しくもならず帰路につきました。

一晩明け、今朝、朝食の支度をしようとすると、いつも出してた長女用のお皿はもう必要なく、いつも4等分にしてたバナナも3等分になり、一人当たりの取り分が増え・・・となんかついこの間まであった日常が変わってることに気づく度になんか鼻の奥がつんとしました。

掃除の時も、長女の部屋に入り、ベッドの布団とか長女が家を出る前まで過ごしていた残像みたいなものを片付けながら、なんか「あー、あの子がこの家で毎日毎日食事をしたり寝たりすることは多分もうないのだろうな」と思うと何とも言えず寂しく、そんな中、机の上にあったメッセージカードに気づき、開いてみると、

「18年間ありがとう。
元気にがんばってきます。
ママ大好き。
パパ大好き。
○○ちゃん(次女)大好き。
モプシーよろしくね。」
とあって、朝から一人で少し泣きました(少しかい)。主人より私の方が先に名前があがっていて、主人はまた拗ねるかなとかも思ったけど(笑)

長女のいない生活が段々新しい日常になってくんだろうな。

もう少し一緒に暮らしていたかった気もするけど、若いうちに自分の世界を広げようと旅立って行った長女の選択は間違ってなかったと思うし、寂しがってばかりいないで応援しなくっちゃね。

あの子が北の大地でまた一回り大きくなってくることを楽しみに、私も新しい生活がんばりまーす。(体が一回り大きくなったらどうしよう。だって、寮の食事のメニュー見たら、蟹めしとかいくら丼とか通風になりそうなメニューが揃ってたから)