受験生の父、妹

長女の大学受験に関して結構熱い主人は、この一年長女の心配ばかりしてた。なんたって自分が一浪君だったから、自分に似た長女の行く末が心配でならないらしい。
でも、似てるとは言っても、長女は主人ではないし、親がそうそう口出しする年でもないだろうと思う私はそんな主人がちょっと(だいぶ?)嫌だった(自分はばんばん口出ししてたくせにさ)

センター当日の今日も、朝、変な声かけして長の気持ちを動揺させたらいやだなぁと思い、ここは事前に一発注意しておこうか(要らん事言わんでよと)と思ったんだけど、まぁ私がそんなぴりぴりしてもなと思い直し、もし要らん事を言ったら「そんな事言いなさんな」と余裕で笑ってあげることにした。

で、今朝、私は6時に、当事者の長女は6時半に起床。長女を起こして2階の廊下に出た私に寝室のベッドの中から「ねーねー」と私を呼ぶ主人のか細い声が。「何?」と聞くと「何時ごろ起きてったらいい?」と尋ねる主人。

長女と長く時間を過ごすとなんか余計な事を言ってしまうかもしれないと自分で心配した主人は、起きてたくせに布団から出られずにいたみたいだ。

なんか、笑えた。結局長女が出かける15分ほど前に起きてきて、いつも通りにがんばって振舞って見送ってました。

一方、受験生の姉を持つ次女は先日から合格祈願お菓子を長女のために買っては差し入れしてくれてた。

先日二人で行ったお店で見つけたミンティアは桜のレリーフが出たらラッキーとかっていう商品で、次女はいくつもミンティアを買っては食べて桜のレリーフタブレットのみを集め一つのケースに入れて、昨日の夜そっと長女の机に上に置いておいた。

昨日塾から帰ってきてそれを見つけた長女はかなり嬉しそうだった。(10時半就寝の次女は既に夢の中)私も次女の粋なはからいに感動してそのミンティアをお守りを入れてあるポーチにしまおうとしたら長女がせっかくだから食べると受験会場に持ってくお菓子のポーチに入れなおしてた。

さほど仲の良い姉妹ではないけど(むしろ次女はよく長女の自由奔放な言動に苛ついてる)こういうときはちゃんと応援してくれて、やっぱり家族っていいなぁと思いました。