ブラスの思い出②

2年生になると、体調管理も自分でするようになった。
とにかく睡眠をとらないと練習についていけないと考え、夜10時半には就寝。
朝6時に一人で起きて、勉強して・・・と。親ばか承知で言えば、ほんとに立派だなぁって思ってみてた。

部での活動は一度経験したことが多くなってるので、余裕も出て、もう辛そうにすることはなかった。

座奏では2年生だけのチームで出場。3年生と同じ曲を演奏してたけど、その差は歴然だったかな。演奏中にミュートという部品(?)をつけたり外したりする場面があったのだけど、緊張のあまり、つけるタイミングも外すタイミングも間違え、次女の隣の子もきょどってるし、7人のペットメンバー全員がばらっばらの動きをしていて、かなり笑った。

マーチングの大会では3年生と一緒に全国目指して出場するようになった。

3年生にとっては最後の年だから、必死に練習するあまり厳しくなる注意にも泣かずに聞けるようになってた。友達に慰められ、慰めと励ましあって乗り越えてるようでもあった。

夜までのスポーツセンターでの練習にも放心状態になることはもうなく、帰りの車の中で、友達とマシンガントークを繰り広げる。

私はこの年に初めてスポーツセンターでの練習を見学し、その緊張感漂う練習風景に驚いた。練習中の私語は一切なく、はーーっと一息ついて座ることもままならない練習を見て、こりゃ、たしかに10時半に寝なきゃたまらないだろうとも思った。

無事、2つの大会で全国に進むことができ、遠征を満喫してた。

そして、3年生の引退。

思いがけず、副部長に任命され親子ともども驚いた。

だって、自分たちの中では、次女は真面目ではあるけど、ブラスの中でさほどぱっとした存在でないという評価だったから。私なんて、顧問の先生ってあなたの名前知ってる?と質問したこともあるくらいだったから。(部員100人超えてたんだもん)

でも、この後、次女は副部長という任務をいただいたことでものすごく大きく変わるようになりました。