思い出話

大学を卒業して勤めた会社で、一緒に入社で同じ部署に配属され、仲良くしてた友人が今日テレビに出てたと実家の母から連絡があった。

東京の大学を出て、地元で就職した彼女にとって、会社での仕事はあまり魅力的ではなく(女の子は「一般職」としてあまり責任のある仕事を与えない会社だった。私はそれを望んでその会社に入ったから、文句はなかったけど)1年ちょっとで退社しちゃったけど。

バブル期に入社した私達は、アフター5をとても大事にしていて、入社当時は本当に毎日のように遊びに行ってたなぁ。

私も彼女も酒豪で、へべれけになるまでよく飲んだっけ。

今思えばなんでだったわかんないんだけど(つまんないプライドのぶつかりあいだったかな)、急激に仲良くなった分、ある時急に気まずくなって、なんかぎくしゃくしているうちに彼女は会社をやめて、東京の大学の大学院を受験し、また復学してしまった。

お互い「親友」だったのに、って思いもあったから、彼女が名古屋に帰省したときは連絡をくれて会ったし、私が東京に行った時は泊めてもらったことも。

でも、しこりみたいなのはなくならないまま。

私が結婚した後、彼女が帰省した時に、同じ同期入社の友たち数名と飲んだ時、酔った勢いも借りて、私は彼女抱いてた不満を素直に話した。

それを受け入れてくれるくらい月日は経ってて、お互い大人にもなってたから、彼女は私の不満をはははーーっと豪快に笑って受けてくれた。

それで、もう私は彼女へのしこりは一切なくなった。その日の夜はうちの狭い社宅に泊まってったよ。(うちの旦那も一応同期で知り合いだし)

私と彼女の本当の意味での仲直りを、やはり仲良くしてた友人Kが一番喜んでたかも。(一番年下のその子は私と彼女の間に壁ができたのを何気に淋しがってたから)

それからは、松下政経塾に合格した(彼女は元衆議院議員の娘だったから将来政治家になりたがってた)ときもすぐに電話をくれて、やっぱり飲んだし(笑)。

松下政経塾に入ってからは、少し住む世界の違う子になっちゃってめっきり会うことはなくなったけど、一度、アメリカで研修してる時に酔っ払ってうちに電話がかかってきて「日本酒を久しぶりに飲んだら、日本が恋しくなってさぁ。私の○○(一緒に働いてた会社)時代は、△△(私)なしでは語れないよー」とろれつの回らない口調で言ってくれて嬉しかったなぁ。飲んで帰って来た深夜に電話をしてきたけど、時差でその時昼間の日本では、私は次女を背中におんぶして、長女の三輪車の練習をしてて、家の子機を持ったまま、外で話したという(笑)。

それが、彼女との最後の電話になったのかなぁ。あとは記憶がないや。あ、一度メールやりとりしたっけ。でも、忙しそうだった。

毎週朝のみのさんの番組でコメンテーターをしてるらしいので、来週は私も見てみようっと。

彼女のがんばってる姿見たら、なんか泣いちゃうかもね。

まだ結婚はしてないっぽいけど(さっき、HP見てみた・笑)、そっちもがんばれよー。