やけ食い

図書館のイレギュラー閉館で泣かされた話をしてて思い出した。

以前、学校帰りに図書館へ行った長女。

がんばって勉強しようと、途中のコンビニでお菓子をジュースを買い込んだ。(こんな事してるから学校でぽにょって呼ばれるんだ)

しかし、図書館の本の整理日とかなんとかで、図書館はやってなかった。

図書館は駅から家までの帰る道の途中にではなく、わざわざ15分ほど駅から自転車で行かないとないので、そのわざわざ行ったのに…という思いが長女を悲しくさせた。

ひどく落ち込んで帰って来た長女。少し気の毒になったし、せっかく勉強する気になってんのに、こんなことでやる気をなくされては困るという(勝手な)親心で「温かいココアでも飲んで、少しゆっくりしな!」と励ましたら、単純な長女は「・・・そうだね。あ、私お菓子買ったんだ」と先ほど買ったらしいお菓子(たしか芋けんぴ)をごそごそとスクールバックから出した。

そのお菓子の袋はもう既に開封されていたので「・・・?いつ食べたの?」と聞くと「さっき、図書館の前で」と答えた。

お休みで人気のない図書館前で、自転車に乗ったまま、しばらく、呆然としたあと、食べたらしい。

「だって、そうでもしなきゃ帰りの自転車こぐ力も出ないじゃん」だって。

自転車にまたがったまま、むしゃむしゃと芋けんぴを食べる娘を想像し、やはりこの子は男の子に生まれればよかったなと思ったのでした。