次女の涙

今日、夕方、部活から帰ってきた次女は家に上がるなり、リビングの床にうつぶせて倒れこんだ。

なんかあったんだろうなぁと思い、聞いたのだけど、最初は何も言ってくれない。

黙って、隣に座って顔を覗き込んだら、泣いていた。

何も言わず、ずーーっと泣いていた。私はその背中をさすってあげることしかできませんでした。

ひとしきり泣いたら、ぽつぽつと部活での出来事を話し始めた。

明日ある3年生を送る会で次女の属するブラバンは演奏をする予定なのだが、その中の一曲のテスト(先輩の前で演奏する)を受けそこない、明日はその曲では次女は吹いてだめだと言われたそうだ。

テストを受けそこなったのは自分に非があるとわかっていても、悲しくて悲しくて仕方なかったそうだ。

失敗は成功の元。きっと次女はもう二度とテストを受けそこなうことのないように気をつけるんじゃないかなぁ。今回の失敗を次に活かせばいいんだよ、と言ったら、少し納得がいったのか、おやつを食べると言い始めた。

とは言うものの、ピアノの練習中も、夕飯の間も、時々思い出してははぁーーーーっと深いため息をついていた。

早く立ち直るといいね。