ホームラン

昨日、長女のソフトの試合があった。
中3のあの子にとっては最後の公式試合となる大会の一回戦。
長女は6番センターで出た。

思えば小5から始めたソフト。本当にへたくそで、でも、不思議と好きで仕方ないのか決した辞めるとは言わなかった。

友達とごたごたしても、辞めるとは言わなかった。

試合はスタートしてすぐに相手チームに2点先制され、それを追う形となった。

でも、なかなか追いつけず、もう諦めムードが漂った中での長女の第2打席目。打ったんです、ホームランを。

2−1になり、そこからはチームの雰囲気も盛り上がって、打線がつながりもう一点追加。2−2になった。

結局サヨナラで勝つこともできました。

もう、私は嬉しくて嬉しくて、家に帰るなり主人にべらべらと興奮して試合の様子を語った。
主人は私のその喜び様が異常だと注意してきた。私の長女に対する思い入れが強すぎると。

たしかに、それは本当で、私は、いつも、あの子のことが本当に心配で、だからその分あの子の喜びも悲しみも、自分のことのように感じ、動揺し、時に親としては不適切な対応をしてしまう。本当に子離れしなくちゃとも思う。

でも、でもやっぱり嬉しかったんだもん。あの子がほんとーーにこつこつと地味に頑張ってきた結果が思いがけず出せる場に恵まれた事が。

うん、大丈夫。あの子はきっとこれからもこうして不器用ながらも自分でなんとかしてくのかもしれない。

だから、これからは主人の忠告通り少し冷静に、ゆったりと見守っていこう。それができるような気が今は本当にするんです。