いじめ

の記事が今日も新聞に載ってる。岐阜県で中2の女の子がいじめが原因で自殺したかもしれないというのだ。

年齢も長女と一緒だし、部活内での人間関係がうまくいってなかったようなのも、長女と一緒でやはり春の長女の涙を思い出す。

いじめられてる子って「本人にも悪い所がある」ってよく言われて、それは多分本当なんだろうけど、でも、いじめられると人間ってすごい勢いで弱っていくものなんだよ。うちの長女は結構活発で今回亡くなった子同様学級委員なんかもやってたりしたんだけど、いじめにあってからみるみるうちに自信を失ってたもん。その自信はなくしてもいいものだったのかも(つまり過信)しれないけど、やっぱりあんなあの子もう見たくないな。

ドラマ「14才の母」で主人公の女の子が家に帰ってお母さんの背中にすがりついてただただ泣くシーンがあったんだけど、うちの長女もいじめられてた頃はあんな感じだったなぁ。そして私もその時は何も言えなくなったなぁって思い出して泣いた。(ドラマの流れとは全く関係ない泣き方です。)

実は長女の部活では今年に入ってから1年生の間でもいじめがあって、一人やめてる。その子を私も長女も小学校のときから知ってて、本当にソフトが好きで、小学校の時はクラブチームにも入ってる子だった。中学でソフトやるのもとっても楽しみにしてたんじゃないかなぁ。

やめたと聞いて思わずその子のお母さんにやめないように説得しようと電話したけど、やっぱりお母さんは「あの子が死んじゃったり、学校に行けなくなってからでは遅いし…。」と言われた。これは私も長女が悩んでた時しょっちゅう思った事だったから、もう何も言えませんでした。

うちの子の問題は部活の顧問もクラスの担任も把握してみえて、担任の先生は時々長女に声をかけてくれてたみたいだ。(大丈夫か?とか)。

やめちゃった1年生の子が退部届を出した時、顧問の先生は「こんな事はこれからもいくらでもある。君はその度に逃げ出すのか」みたいな事を仰ったらしい。それはその通りなんだけど、でも、いじめてる子は何も感じず、何も変わらないのに、いじめられてる側だけ強くなれってなんか納得いかないよなぁと言う、その子のお母さんの気持ちが私にはよーく分かります。

けど、けど、一体どうしたら、あの1年生がスムーズに部活を続けられたんだろうと考えると、結局は本人が強くなるしかなかったような気もする。だって、いじめてる子に注意し、考えを変えてもらうのって本当に難しそうなんだもの。

どうしたらいいんだろう。私にも未だに分からないや。