編み物

今日は次女が学校の編み物クラブでマフラーを編むための毛糸と棒針を買いに駅前の手芸屋さんに行きました。

私は編み物ができません。編み物に限らず手芸全般にわたって苦手です。だから、一緒に買いに行ったものの、ろくなアドバイスもできず、せいぜい毛糸の色に口を挟んだくらいです。

長女が棒針のサイズを7から8号というんだけど、商品にはNo.7とかって書いてあるから、よく分からなくて、店員さんに聞いた。

レジでお金を払う時、店員さんが「学校で素敵なの作れるといいね。」とかって言われたから、私が教えるわけじゃない事はばれてたようでした。なんだか、少し母親として恥ずかしかった。

でもでも、こんな私でもうら若き頃、好きな人のためにセーターを編んでみた事があるんだ。
1枚目は袖口や首周りがびろびろのだらしないセーターで、次の年は前年の失敗を踏まえて編んだら、袖口や首周りが血の止まりそうなくらいきっつい代物ができあがった。

そんなセーターをもらった子がよくあんなセーターを着てくれたもんだと今更ながらその子の優しさを感じてみたりしながら、思わず帰りの車の中でくすっとわらったら、次女が不思議そうに「何が面白いの?」と聞いてきたけど、そのセーターをあげた相手は主人ではないので、あえて説明せずにおいた。

なんだか少しノスタルジックな気分に浸った、次女とのお買い物でした。

ちなみに、今の主人と付き合う頃には自分の苦手分野を愛だの恋だので乗り越えるには歳をとりすぎていたので、彼には一つも手編みの作品をあげてないや。ま、私もあの人から手作りのものなんてもらったことないし。人生こんなものです。と、今青春真っ只中の長女を見ながら思ったりもします。