蒲田行進曲

10月8日・9日と観て来ました。

8日は初見で、観終わった時の感想は「????」でした。
うるっともきたけど、それより、唐突な台詞の空気の変わり方や、ダンスや歌に、戸惑ってしまいました。
ただ、風間君のお芝居は、すごくいいなぁって思いました。
上手とか下手とかの問題じゃなくて、なんか、風間君のお芝居を今まで見てるときに時々感じた「僕上手でしょ?」(多分本人はそんな意識はないと思うけど)っていう感じがなくなってた。
台詞もどちらかというと過去の作品に比べて棒読みに近かったけど、とても心に響いてきたし、なんかよかったです。

で、今日千秋楽を見ました。前の日に買ったパンフを読んだりしたこともあって、初見の時感じた「???」は幾分解消されてたし、何より風間君のお芝居はたーっぷり見られるんだからそれでよしと身構えずに見たからか、はたまた出演者の演技がよかったからか、とっても泣けた。

ぼろぼろっと涙が出てきました。なんで泣いてるのか説明できないのですが、とにかくヤスがかわいそうで、かわいそうで仕方なくって、最後死んじゃった時には本当に死んじゃったように見えたヤスの倒れている姿にまたしゃくりあげそうな勢いで泣けてきた。

黒谷さんや、錦織さんのお芝居に引っ張られて泣けたというのもあったのかも。

銀ちゃんの「上がって来い、ヤス!」は、本当にかっこよかったし、その後「銀ちゃんかっこよくとれましたか?」と血だらけで言うヤスが、なんか切なかった。

年齢のバランスとか、身長のバランスとか、合うのか合わないのかもうよく分からなくなってきて、というかそんな事ひょっとしたらどうでもいいのかもなとも思えました。

風間君のヤスは所謂大部屋俳優って感じはあんまりしなかったけど、なにもできない、頼りないヤスでした。でも、かわいくて、かわいくて、とても素敵な役でした。

うまく感想まとめられませんが、家族に少し不便をかけたけど、見に行って、本当によかったです!!