沖縄の想い出④・ひめゆりの塔

沖縄旅行三日目にひめゆりの塔を訪問しました。
沖縄旅行の内容を決める時、長女はこの「ひめゆりの塔」、次女は2千円札にのってる「守礼門」に行きたいと言いました。

なんとなく長女が「ひめゆりの塔」に行きたいと言った時、いかにもあの子がいいそうだなとも思ったけど、そういう事に関心を持ってくれてるのがやっぱり嬉しかったりしました。

ひめゆりの塔で献花し、バスガイドさんの説明を聞いた後、希望者だけで、平和祈念資料館へ入りました。

ここは、沖縄戦の記録を残す場所で、当時の壕を再現したり、生存者の方々の手記が展示されたりしてます。かなり、なまなましく、次女は最初結構ひきつってたかなぁ。

長女とそう歳のかわらない夢をたくさん持った女学生さんたちが戦禍で帰らぬ人になったかと思うとやはり、やりきれない。

ひめゆり部隊のわずかな生存者の方々は戦後、その当時の事を語るのを拒んでみえたようですが、年々平和への意識が薄らいでいく日本を危惧し、語り継いでいこうと思われたとの事。私が言ったときも数名の方が一生懸命説明をして下さっていました。思い出したくない、いっそのこと忘れられたら本当に楽だろう、戦争体験を未来の人々のために、思い出し、語ってくださってる事には本当に頭が下がるし、この思いを決して無駄にしてはいけないなと思いました。

残念だったのは、ツアーだったので、ほんの30分ほどしか滞在できなかたこと。最初は怖がっていた次女も途中に見かけた手記を熱心に読んでいました。もしかしたら、多少好奇心もあるのかもしれないけど、戦争の怖さ、残虐さを少しでも肌で感じ取ってくれていたらいいなぁ。

主人は結構こういう戦争ものに弱く、終戦記念日などにやる特番も見たがらないのですが、今回はバスガイドさんの話を聞いたりして、彼なりに思うところがあったようで、積極的に見てました。「全然知らないことばっかりだ。」と言ってたのが印象的です。

帰る際には「次はゆっくり来たいね。」と家族4人で言いました。