迎えに行ったら…

昨日、遊びに行った友達の家に泊まりたいと電話で頼む長女に「帰らなきゃだめ」と言い、迎えに行った。自転車で。

さぞかし怒ってるだろうな。電話返事もしないで切ったもん。自転車漕ぐ足が重い。

お友達の家に着いたら、バーベキューは終わり、子供達は家の中だったけど、ご両親と近所の方が庭のウッドデッキでまだお酒を飲んでみえた。
せっかく泊まっていきなと誘っていただいたのに、断り連れかえる私は、ノリの悪い親かなぁなんて一人で恐縮して、挨拶をしに行ったら「あー、○○さん。少し飲んでかない?」と明るく誘われた。

少し(いやかなりか)戸惑ったけど、ここで断るともっとつきあいが悪いかなと思い、寄らせてもらう事に。

お酒が入って上機嫌のご主人が泡盛のシークワーサー割りを作ってくださって、美味しいラッキョウと一緒に飲んでたら、他の子の親御さんも迎えにぞくぞくと来た。みんな、帰るみたいだ。

ん…。「『みんな』は泊まってくのにぃ!!」って長女はたしか言ってたよな。

結局、泊まっていったのは一人だけだった。

「みんなは泊まってくのにぃ!」のみんなって一人のことかい!!?え!?どうなってんだい。と、怒りを通り越して笑えてきたよ。子供にはよくあることなんだけどね。

他の親御さんも誘われるままにウッドデッキでお酒を飲んでいった。なんか、楽しくなってきちゃって、子供の事も忘れて、喋ってた。

親が迎えに来て、もう帰らなきゃと出てきた子供達は、飲んでしゃべってる親たちを若干「なんだよ」って目で見つつ、しめしめとばかりに再び家の中に入って遊びに戻った。

結局11時くらいまでお邪魔して、長女と二人自転車で帰りました。

帰る道々、「みんな泊まってくんじゃなかったの?」と聞くと、少し照れながら「あぁ…。なんかみんなさぁ、私がだめって言われたって言ったら『じゃあ、うちもきっとだめだな』とか『じゃあ、うちも帰るは』て言い出してさぁ…」と答えた。

あ、そう。

何はともあれ、主人の言う通り迎えに行ってよかったよ。

ところで、迎えに行ったまま帰ってこない妻を心配するといけないと思い、長女は私が飲んだくれてる間に主人に電話しておいてくれたらしい。すみませんなぁ。

機嫌よく帰ってきた妻と長女を迎え1番ほっとしたのは、実は主人だったのかも。

ごめんね。反対した時は「この、がんこ親父!!」とお腹の中で悪態ついたりして。やっぱり、パパが正しかったみたいだよ。