コーフン、コーフン!!

今日から長女の部活(ソフトボール)の大会が始まった。
娘の中学は2年前全国大会へ出場しているので「強い」というイメージが強いのだが、去年の3年生が引退して新しいチームになってからは、大会でも練習試合でもなかなか勝てずにいた。(大会では一勝もできずにいた。)

今日は久しぶりの大会だったので、車出しではなかったけど、応援に行った。長女が試合に出る事も多分ないだろうし、一試合だけ見たら帰るつもりだったんだけど、見始めたらやっぱり面白くて次の試合も見ていくことに。

ニ試合目の対戦相手はシード校でここに勝てば次の第三試合もいけるだろうと言われていた。

一試合目はコールド勝ちしたのだけど、ニ試合目はさすがに苦戦していた。でも、選手の子達は本当に一生懸命で、練習試合では一度も勝った事のないチームを相手に、諦めずに戦っている。

思わず応援する方も熱が入った。結果接戦の末見事勝利。最後のレフトフライを取った瞬間、みんな優勝したかのような喜びようで、中には泣いている子も。キャプテンのお父さんでいっつも、いつも試合の度に車出しをして、応援してくださってる方がいて、その人がそっと涙を拭いている姿に私も胸が熱くなった。本人じゃないから本当の事はわからないけど、きっと自分の娘がキャプテンになってからなかなか勝てないことに胸を痛めてたんじゃないのかなぁ。それを思えば試合に出してもらえないと淋しく思ってた私の悩みなんて、本当に自分本意で恥ずかしい…。

もうこうなったら一気に第三試合も勝って、ベスト4に!!と子供達も親も盛り上がってきた。

第三試合は終始リードしながらの展開となった。でも、ソフトっていくらリードしていても、何かの拍子にがたがたと崩れて逆転される事がある。(秋の新人戦はそれで負けた。たしか5点近くの点差をひっくりかえされた。)

でも、今日の子供達は何かが違っていた。時々ミスは出るものの、それを引きずりミスを連発をすることもなく、ずーっと集中していた。

点差が3点くらい開いてた頃だったか、ふと気づくと長女がヘルメットをかぶって素振りをしていた。3年生の先輩が熱心に指導している。も、もしかして出してもらえるの!?

代打で出た長女は全身から緊張とやる気の混ざり合った、すっごいパワーが溢れていた。いつもなら私の方が緊張しちゃって大変なことになるんだけど、今日はなんだかこの子がこんなに一生懸命なら例え活躍できなくてもいいと思えた。

で、3球目にライト前にポテンヒットが!!もう隣にいるほかのお母さんと抱き合って喜んじゃった。イヤー、嬉しかったなぁ。

その後も走塁に意欲満々の長女。相手のパスボールの隙に2塁へ進塁し、スライディングまでして一同やったーと歓声を上げた瞬間、塁審にどうもリードのタイミングが早過ぎたようで、「アウト」って言われちゃった…。ありゃりゃ。

泣きそうだなぁ(長女が)と思ったけど、あえて見ないで試合の応援に戻ったら、すぐに監督や他のメンバーからの声かけが(「積極的なミスなんだから、次から気をつければいいんだよ。」など)あり、娘には笑顔が戻っていた。

以前の私なら「せっかくのチャンスにこんな失敗してー。もう使ってもらえないかもしれないじゃない。」とか思っちゃってたんだろうけど、さすがに今日は黙っていられた。だって、娘一生懸命だったもん。もしかしたら次はないかもしれないけど、そしたらまた一から頑張ればいいんだよ。

家に帰ってからの長女は興奮冷めやらぬ様子だった。なんたって大会でつかってもらえたのは初めてだったから。

あ、結局無事第三試合目も勝ち、見事ベスト4へ!明日準決勝が待っています。次当たるのが全国大会常連校。でも、諦めずに精一杯がんばってこー。

そして私はそんな子供達の姿にまた感動のおすそわけをもらってこよう。