昔のビデオ

先日亡くなった義母の四十九日の日に実家を整理していた時、次女が昔のビデオを見つけました。そのビデオには「○○(長女の名)1歳の夏〜△△(次女の名)誕生まで」と書かれていて、次女が見たい見たいというので、義姉に承諾を得て持ち帰りました。

子供達が小さい頃はよく家で8ミリビデオをとっていて、それをダビングしては私と主人の実家に渡していたのです。

昨日そのビデオを家族4人で見ました。

もう10年以上前のビデオであまりにの懐かしさと自分の若さと子供達の可愛さ(親ばかですみません)に感動。でも、こんなに可愛い長女を当時の私はどれだけ可愛いと思って見てたんだろう。私の記憶ではその頃は慣れない子育てで毎日おろおろしていて、楽しかった記憶よりも大変だった記憶の方が強いのです。

そして、そのビデオ見て改めて「あー、ほんと大変だったなぁ」と思ったり。

誕生日ケーキを開け、喜ぶ長女をビデオ撮影していて、「さ、じゃあこのケーキは後で○ちゃん(近所のお友達)と一緒に食べようね」と私が片付けようとしたら、もう食べられると思っていたし、自分のものだと喜んでいた長女が大泣きし出すんです。涙ぽろぽろこぼして、鼻もだーだー出して泣く長女に、私が「ごめん、ごめんお母さんの作戦失敗だぁ。」と言って抱き上げた瞬間泣き止む長女。当時は気づかなかったけど、こんな小さな子供でもちゃんと自分の気持ちを大人が理解して、納得すればきちんと泣き止むものなんですね。

長女は自分の小さな頃の様子に照れながらも、今とはあまりにも違う待遇のよさ(優しくされていた)にうっとりしている様子。私が一緒に手を洗ってあげてるシーンでは「私、お母さんに手を洗ってもらうの大好きだったんだ。」と言って、そんな事初めて知ったので、びっくり。

長女を育てるのは初めての事だらけで、本当に今思い出すと失敗だらけだったなぁと思い、反省することも多いのですが、今こうしてみると、あれはあれでとにかく一生懸命だったんだからよかったのかもと思っちゃいました。

一方、次女は自分の誕生までとタイトルに書かれていたので、自分が登場するのを今か今かと楽しみに見ていたのに、自分が登場するのはビデオの終わりの20分くらいで、しかも生まれたばかりだから寝てるだけだし、必ず次女をとってると長女が割り込んできて画面の大半を長女が占める事になってたのに、甚だ不満気だった。

次女のビデオもとったはずなんだけど(長女ほどはとってないけど)8ミリビデオのままで今その8ミリをとったカメラは壊れて見られないんです…。ごめんよぉ。でも、見れたところで、多分やっぱり必ず長女が映りこんでいて、長女のビデオのように、親の愛情を一身にうけているシーンはあんまりないんだろうなぁ。あ、すっごい可哀想。

よし、これからはできるだけ次女の写真いっぱい撮るぞ!!