幸せーってなんだーっけ、なんだーっけ?

先日子供会の役員仲間と飲んでた時に出た話で、ある小4の女の子で顔も可愛くて、スポーツも勉強も万能な子がいて、その子が将来いい旦那さんをつかまえて、のんびり暮す為に私は今一生懸命頑張ってるんだーと言ってたとかなんとか。噂話だから話の真偽は定かではないが、その話が出たときに私はうっかり「ふーん、なるほどな。そういう生き方もあるかな。」と思ってしまった。たしかに子供としてはあまりにも夢もなく可愛げない話で自分の娘達がそんな風に言ったら嫌だなとは思うけど。

でも、その話を聞いていた別の役員さんが「えーーー!!でもそれじゃあ、あまりにも他人任せの人生じゃない!?」と心底嘆いていたのだ。その言葉に重みがあったのは、そう言った彼女本人が福岡で看護婦をやったのち、貯めたお金でオーストラリアに留学。その時、やはり勤めていた会社を辞めて一人バイクでオーストラリアを横断か縦断かをしていた今のご主人と出会ったという、平々凡々な人生を歩んできた私にとっては大変ドラマティックな人生を謳歌しているからだ。

彼女の家庭は正直家計的にはそれほど潤っていないかもしれないけど、今も彼女は看護婦のバイトをしながら息子二人を育てていて、本当に幸せそうだ(子供たちもご主人も)。彼女にしてみれば私のように夫に依存して生きる人生は幸せでもなんでもないのかもしれないなぁと思った。

先日の「女王の教室SP」でもマヤが「幸せになれるのはほんの一握りの人間だけだ。」という生徒に「そんなことない。色々な幸せがあって先生はみんな幸せになれると思う。」と言い返すシーンがあったっけ。

私が幸せと思える生き方のパターンがあまりにも幅が狭過ぎて、ついつい自分の子供の選ぶ道の数を減らしてしまうけど、目を向ければ私が知らないだけで、いーっぱい幸せな生き方があるのです。ただ、私にはそれらを選ぶ勇気やたくましさがなかった。だからこそ、自分の子供たちには生きていくための本当の力をつけてやりたい。でも、それにはどうしたらいいのかよくわかんないだよなぁ…。いつかは分かるのかなぁ。

で、結局今日持って帰ってきた通知表の成績を真剣に見てしまう自分がいて、成長が(私自身の)うかがえないのです。

まだまだ、不出来な母親で間違った言葉かけもしてしまうかもしれないけど、時々こうして立ち止まって、自分のやってることが間違ってないかせめて見つめなおしていきたいなと思います。

そして、出来れば娘達が本当の意味での生きる力を身につけて幸せになってくれたらいいなぁ。