お雛様

節分が終わったので、今日はお雛様を出しました。
うちの娘達が生まれたときに、主人の父がそれぞれに買ってくれた雛人形です。

お内裏様とお雛様だけの立ち雛ですが、とても優しい表情と品のいい着物の色を私はとっても気に入ってます。

普通雛人形は母方の実家(つまり私の実家)が買うものと聞いていたのですが、長女が生まれた際、主人の父が出すぎた真似とは分かってるが、どうしてもこの子の為に雛人形を買ってやりたいのだと言ってくれたのです。

私の実家はそういうしきたりにいたって無頓着だったので、むしろその気持ちが有難いから喜んで買ってもらいなさいと言ってくれました。

2月に入った頃、蒲郡から主人の母が名古屋に出てきてくれて、主人も交えて3人で一緒に選びに行きました。当時は狭い社宅住まいだったので、飾りやすい立ち雛を買ってもらうことに。

普段蒲郡から出る事のない母だったので、せっかくだからと帰りにデパートの地下街でケーキを買って帰ったのを覚えています。

2年後に次女が生まれたときも同じように声をかけてくれて、やはり母は名古屋でに出てきて一緒に選び、そして母は帰りにケーキを買っていきました。

今は、その父は他界し、母も寝たきりで入院生活を送っています。

今日雛人形を飾りながらふと当時のことが思い出されて、胸がきゅんとなりました。