今日は小さな幸せがいっぱいでした

長女は朝から部活の練習試合。たまには休みも欲しかろうが、元気に朝7時、寒い寒い中出かけていきました。私はお弁当と朝食を作り、そんな健気な娘の姿を見送りつつ、エプロンの端でそっと涙をふき(嘘)、再び布団の中へ戻ります(こら)。
あったかーい(幸せ)!隣では主人が「○ちゃん、もう行っちゃったの?しまったー。○ちゃん見送ろうと思ってたのにー。」と心にもないことを言いながら、ガンダム再放送を見てました。

遊戯王も終わって、もう少し寝ちゃえ!と思ったら、インターホンが鳴った。出てみると「朝早くからごめんねー。」と町内会長さんの声が。髪の毛ぼさぼさだし、慌てて主人に「出て…!私人前に出られない!!」と言うと、主人も「え…、僕もだよ…」と。こうなったら、もういいわい!と素顔のままで出ていくと、回覧物を回しておいてねーと笑顔で渡された。でも、私のいつもと違う様子に気づくと「悪いねー、こんな早くに…。」と目をあわさないようにして去っていった。いえ、こんな時間まで寝てた私が悪いんです。町内会長さんにしてみれば、きっととっくに起きて身支度のできてる時間なんですよね。

インターホンの音で目を覚ました次女が降りてきたので、仕方なく私も起きた(当然か)。

次女は午前中小学校PTA主催の「ふれあいデー」というのに、友達と出かけた。毎年この時期に開かれ、消防署の方が来て起震車(地震を体験する車)に乗せてくれたり、おまわりさんが来てパトカーに乗せてくれたり、町内のお年寄りが来てくださって、お抹茶飲ませてもらったり、かるたとりとしたり…となんとも心温まるふれあいができる催し物です。また、豚汁の材料をお椀一杯分持っていくと、炊き出しの鍋に入れて一緒に煮込んでくれ、色々な人が持ち寄った材料でできあがった豚汁を一杯もらえます。おにぎり2個持っていった娘は友達と温かい豚汁を飲んで、楽しい土曜日のひとときを過ごして帰ってました。

帰ってきてすぐに、習字教室へ。12時までの教室なのに、ぎりぎりの11時45分頃滑り込んだら、他の生徒さんは誰も来てなくて(みんなふれあいデーに行ってて来なかったそうです。)喜んだ先生が近所のパン屋さんで先生の大好物の明太子パンを買って来て(その間次女はお留守番してたらしい)次女に持たせてくださった。70歳近いこの習字の先生は普段もうちの娘達の事を孫のように可愛がってくださって、本当にありがたい。今度何かお返ししなくっちゃ。先生に頂いた明太子パンは明太子がしゅわしゅわしててとっても美味しかったです。

午後は長女を除いた3人で軽自動車の試乗に行きました。今我が家では主人が17年前に就職して初めて買った愛車「三菱ギャラン号」に乗っているのですが、さすがに走行距離も12万キロを越え、いつ壊れるか分からなくなってきたためそろそろ買い換えようかという話がでてきました。
一応、3年前にもう一台買ったのですが、その時も「やっぱりこいつを捨てられないー。」という主人の頼みでそのまま所持し続けています。普通車2台を維持するのは我が家では経済的に苦しいので、次は軽自動車がいいなということになりました。
3台ほど乗って、結構見た目も可愛いし、私は気に入ったのですが、帰り道主人が「でも、でもやっぱりギャランは捨てられない…。」とぶつぶつ言っててびっくり。このままでは我が家で3台持つ事になりかねないから、もう私はこのギャラン号が頼むから休ませてくれ…と動かなくなるまで、乗る覚悟でいようと思いました。そして、ここまで主人に大事にされるギャラン号は幸せものだなとうらやましくも思いました。私のこともそのくらい大事にしておくれよう。

夕方5時過ぎに長女が帰ってきました。寒い中の裏方仕事は辛かったと思いますが、元気に今日の試合の話などをする姿を見てまた目頭が熱く…はならなかったけど、心は温かくなりました。

こたつでテレビを見ながら、家族4人で夕食を食べて小さな幸せをかみ締めました。

おしまい。