思い出

長女の小6の時の担任の先生は、あまり子供達や父兄からの評判がよくなかった。
ソフト部の顧問もやっていて、部員の父兄からも不満が出ていた。
私自身はたしかに「あれ?」って思う事もなくはなかったけど、うちの娘達(一応次女も部活でお世話になっていた)に関しては、特に傷つけられたりって事もなかったので、まぁ、色々な先生もいるよな、くらいに思っていたし、子供達にもそんな風に受け流すことも覚えて欲しいと思っていた。
でも、卒業間近になってある出来事がきっかけで部活の父兄から学校に連絡がいき、結局話し合いの場が設けられ、その先生は顧問を降りることになった。
長女の先生との思い出も結局ぎくしゃくしたもので終わってしまい、卒業式の日に写真をとったりもしなかった。
小学校の卒業式って一生に一度の思い出だし、できれば良い思い出で終わらせてあげたかったなぁと残念に思ってはいたけど、その当時の娘は周りの友達に流されて「先生=悪い」と思いこんで冷たい態度のままで別れ、卒業後も一度も中学の隣にある小学校にいるその先生に顔を出す事もしなかった。

一昨日、私に怒られて、センチメンタルな気分に浸ってる夜、小学校時代のソフト部の試合結果を記録したノートやアルバムを見ていた長女は、何故か突然先生にきちんとあいさつもしないまま卒業したことが淋しくなったようだ。昨日の朝、いきなり先生にメールを送っていいかと尋ねてきた。先生自身も卒業式の時すごく淋しそうだったし、娘からメールもらったら喜ぶんじゃないかなと思ってOKを出した。年賀状に書いてあるアドレスにメールをしたためていた。

今朝、先生から返事がきていた。娘は部活に行っていてまだこれを読んでないけど、今回のこのメールのやりとりで少しでも長女の卒業式の思い出がいい思い出になるといいなぁと思った。