まうみさんに会ったよ②

まうみさんたちと無事相互認識することができて、早速第一の目的地「蓬莱軒」へ向かいました。
本店は地下鉄伝馬町駅から歩いて数分ということなのですが、私名古屋に住んでいながらこの本店に一度しか行った事がなく、しかも電車で行くのは初めてなので、全く地の利も活かせないままご同行いたしました。案の定、駅に着いて地図を見ていたら、私ではなく大阪からいらしたお二人の方がささっと位置を確認して歩き始め、私はそのあとをついて行くのみ。
まうみさん達のおかげで迷うことなく目的地に到着。(実はぐるぐる歩いているうちに私自身は方角を見失っていました。)お店の周辺は人気のない静かーな所で、ただ店の裏からうなぎを焼く煙が激しくもうもうと出ていました。途中「サラリーマンがふらっとお昼に寄るようなお店でもないし、そんなに混んでいないんじゃないかなぁ。」などといい加減な事を言っていた私ですが、店の前に来てびっくり。すごい人でした…。待ち時間30分ほどとのことで、暑いから店の中の廊下のような所で待たせてもらいました。待ちながら他のお客さんを見てみると宅配業社の作業着を着た人がいて「お昼にこんなもの食べるなんて豪勢だなぁ。うちの旦那なんか私の弁当なのに。」と思ったり、制服を着たOL風の女性とスーツを着た男性二人で来てるのを見ては「昼休憩長い会社なのかしら、ちゃんと午後の業務に戻れるかしら。」などと余計な心配をしたりしていました。
そんなこんなで、30分待った後、自分達の順番になり、二階の席に案内されました。料理は比較的早く出てきて、念願のひつまぶしを3人で食べました。まうみさんたちは写真をとってみえて、別に私が作った料理でもないけど、名古屋のこうした名物料理に深い関心を示して喜んでくださってるのを見て、なんだか一人で誇らしく、嬉しい気持ちになっていました。
ひつまぶし自体はここ数年名古屋では他のうなぎやさんでも食べられるようになり、念に数回は食べてるのですが、やはり本家(なのかな)「蓬莱軒」の味は、うなぎの焼き具合やたれが他のお店とは一味違い、値段がはるだけの事はあるなと納得して大変美味しく頂きました。でも、やっぱり高いから次は数年後かなぁ。ましてや家族では来れないなぁ。(4人で一万円は我が家では大変な贅沢なのです。)(つづく)