二十四の瞳

を、読んだ。「人間失格」にあっさり挫折したあと、手を出した本です。
読み終えた後、心に温かいものが残るお話だった。悲しいお話だったけど、私には温かさの方が残った。
お涙頂戴でもなく、戦争の恐ろしさ押し付けがましく訴えてくるのでもなく、淡々と当時の日常を伝えているからこそ、悲しさや温かさが心に響いてきたような気がする。

良いお話で出会えて良かったです。

余談ですが、物語の中で大石先生の息子の大吉が戦争ごっこを楽しそうにするのを心苦しく見守るシーンがあり、先日のガンダムの戦闘シーンを次第に「かっこいい」と思って見始めた自分に重ねてしまった。怖いなぁ・・・。