我慢の夏

6月下旬から体調を崩し始めた長女。実はリンパ腺がひどく腫れて医者から部活動を止められていた。でも、ただでさえあんまり上手でない娘は一日でも休むと同級生たちにおいて行かれるという焦りから部活を休むのをひどく嫌がった。私自身も「おいてかれると可愛そうだなぁ。」という思いから、強くひきとめる事ができず、医者からのOKが出ないまま部活を再開してしまった。
幸い薬のおかげで一旦良くなりかけ、多少治りは遅くなるかもしれないけどこのまま良くなっていくんじゃないかと私も娘も思ってしまい、そのまま球技大会も学校の水泳も勿論部活も続けていた。熱もないし、本人も特に痛みなどの自覚症状がないのでなおさら無理をしてしまっていたようだ。
今週の終業式前の日に再びリンパ腺が腫れている事に気づいた娘と私は慌てて医者に行った。無理して部活を続けている事は医者も薄々感づいていたので「もう、これで部活休む決心ついたでしょ?」と言ったけど、数日後に配られる予定のユニフォームが欲しい長女はどうしても休みたくない。
結局、一日だけ休み、次の日(昨日)は見学すると言って部活へ出かけていった。
しかし、結果的にユニフォームは別の一年生の元に渡された。

娘はユニフォームをもらえなかった事自体はさほどショックも受けず、納得していたようだったが、私にしてみれば何だかソフトも病気の治療も中途半端なままで終わったこの結果に悔いが残った。
もっと、親として毅然と最初からしっかり休ませて体を治しておけばこんなに長引く事もなく、今ごろは存分に部活ができたかもしれないのに・・・。

今朝も長女は部活へ行く気まんまんで練習着に着替えて起きてきた。長女にしてみればユニフォームもらえなかったから練習に来なくなったと思われるのが嫌だから尚更休めない。娘の気持ちもよーく分かる。でも、周りにどう思われようと自分にやましい事がないのであれば堂々と休むべきだ。もっと早くからそうするべきだったんだ。

泣いて行きたがる娘と頑なに止める母。あまりに言う事を聞かない長女についエキサイトして朝からすんごい大きな声で叱りまくり。次女はびびって泣き出す始末・・・。

ハードな1日の始まりだった・・・。なんとか長女は行くのを止め、しばらくはふてくされて寝転がっていたが、15分ほどしたら(早っ!)頭も冷えたのか「ごめんね、お母さん。」と言ってきた。

今日夕方再び病院へ行った。やっぱり当分は部活は無理との事。(ぶり返した場合菌が強くなっていて前より治りづらいらしい。)やっぱりな・・と少し残念だったものの、もう覚悟を決めた長女はとりあえず今は治療に専念するつもりのようで、あえて部活の話もしないし友達に部活の様子を聞く事もしないようにしているようだ。

ちょっぴり痛かったけど、私も娘も良い勉強になったと思うようにしよう。