大阪珍道中⑫

一夜明け、昨夜就寝時間も遅かったし、さぞかし次女もゆっくり寝ているだろうと思っていたら、いっつもどおり6時半に起きてきた。もちろん私は眠たくて仕方ない。
「・・・・・・・。テレビ好きなの見ていて良いよ。」とだけ言ってまた寝た。
娘はごそごそとテレビのリモコンを見つけだし、見たい番組をさがし求めチャンネルをころころ替えていた。
でも、娘はテレビを一人で見るのはあんまり好きではないので、あっさりテレビを消して、また「あるある探検隊」の本を読んでいたようだ。
一時間ほど過ぎたころ、もう少し寝ていたかったがしぶしぶ起き出しました。
「今日はどこ行くの?」と聞く娘。
「え、もうお姉ちゃんたちも待ってるし、帰ろうかなと思ってるよ。」
「え!?そうなの。」
こんな残念そうな娘を見ておめおめと名古屋へは帰れないわ。昨日見た大阪城でも行きたいのかしら?と思って、「どこか行きたいところがあるの?」と尋ねると、
「よしもとのお土産やさんにもう一度行きたい。」
へ?あそこってそんなに何回も行くところなの?
どうやら、学校の友達やお姉ちゃんにもう少しお土産を買いたいらしい。
まぁ、いいか。

着替えて、化粧をし、8時半ころには特に後ろ髪を引かれることも無くホテルを出たと思う。狭くて、暗くて、廊下にはズボンプレッサーなんかが置いてあったりして、最初はびっくりしたけど、フロントのおじさんはよさげな人だったし、クーラーもがんがんに効いていて気持ち良かったしまぁまぁだったよ、ビジネスイン○○○。
昨夜は質素な夕飯だったから、朝食はリッチにと地下街のパン屋さんへ入りました。(どこがじゃ。)安かったけど、焼き立てのパンは美味しかったし娘とゆっくりおしゃべりしながらの朝食は楽しかったです。
パン屋を出て近鉄の改札近くのロッカーに荷物を預け、私たちは再び難波の繁華街へと向かうのでした。時は朝9時。お店開いてるのだろうか・・・?
続く