強くなれ〜

↑の言葉は、長女が小学校4年生の時の担任の教師の口癖です。
厳しいので有名な女性教諭でした。
 
実は個人面談の時などもはきはきしていて、もたもた喋る私はいっつも緊張していました。

でも、娘はこの先生が大好きでした。運動音痴で通知表の体育は◎がついたことのない娘に、体育の時少しでもできることを見つけると誉めてくれました。その先生が顧問のソフトボール部に入りたいと言いだしたときには本当に驚いたものです。

ソフトボール部での怖さも強烈でした。男の先生顔負けの怒鳴り方で初めて応援に行ったときは震え上がったものです。

でも、部員の子たちは先生の事が好きなようでした。

娘が初めて試合に代打で出て、相手のエラーでたまたま出塁。緊張しまくっているのは私にも伝わってきました。2塁に進塁した際二塁手とぶつかり転んで泣きべそをかく娘にも、上のセリフ「強くなれーー!!」が投げかけられた。(「試合中は泣くなー!!」とも言われてたっけ・・)

2年前他校に転任されるときに挨拶しに行ったら、「子供達の為になると思えるなら私はいくらでも憎まれ役はやります。」と仰っていた。

父兄の間ではその指導方法は賛否両論だったけど、私は娘にスポーツの楽しさを教えてくれたその先生に感謝しています。

さて今日も長女は嫌なことがあって落ち込んでいます。早く彼女の笑顔が見たいけど、今日はあの先生の言葉を思い出して、あえて放っておこうと思います。はぁ〜。