大阪珍道中⑩

2幕に入ってからも舞台のパワーは落ちることなく、存分に楽しむことができました。隣で観ている次女も相変わらず食い入るように観ています。

ラスト近く、オリエ、ヒコゾー、ジアラそして小池が亡くなっていくシーン。去年は何だかあっさりみんな死にすぎだよぉ・・・と思ったりもしたのですが、今年は何故か素直に切なく観ることができました。涙は出なかったけど心に響くものを感じていると、隣でぐすっぐすっと鼻をすすり、涙を手で拭う次女の姿が。ハンカチを渡すと「ありがと。」と小さな声で言いました。正直、次女がここまでこの舞台に感動してくれるとは期待していなかったので、たまたま成り行き上こうなったとは言え、次女を連れてきてあげて良かったな・・。

いよいよクライマックス、龍の子のラストシーン。去年と全く違うセリフの言い方をする風間君の成長を改めて自分自身で実感できて大満足。「FRIENDS」をみんなが歌い上げるシーンでは感無量でした。

今回の観劇は、何だか余計な事を考えず純粋に楽しめ、とにかく観て良かった!!と心から思いました。

カーテンコールは千秋楽なので期待通り盛り上がり、風間君の楽しそうな顔もゆっくり見られてよかった〜と思っていたんですが、次女にとってはここは少し退屈だったようです。最初は会場と一緒になり立ち上がって嬉しそうに拍手していたのですが、段々「いつまでやるの・・・?」という顔になってました。

彼女にとって、役者さん達の素顔は特別興味なかったようです。ヤン様のはじけっぷりやオリエの泣き顔なんて私にはたまらない代物だったのに、もったいないなぁ。
続く