神様!!

10日ほど前のこと。昔勤めていた会社の後輩がご主人の転勤で行っていた東京から2年ぶりに帰ってきたので久しぶりに会った。私より2歳年下だけどとてもしっかりしている彼女が普通の近況報告を終えた後、突然弟さんが脳の病気で今入院中だということを話し始めた。

まだ30代前半だったと思う。2年前に結婚したばかりでお子さんはいない。手術したものの経過が思わしくなく障害も残る確立も高いとのこと。

話を聞いているだけで涙ぐんでしまった私に、彼女は気丈にも「泣く弟をそれ以上に泣かせないために私は奥歯をぐっと噛みしめて我慢するんだ。」と言う。私の前でも決してめそめそせず、今は自分の家庭(ご主人と二人の子供がいる)を守ることが最優先なのだし・・・と自分に言い聞かせるように言っていた。
強いなあ・・・と感心して別れた。

先週の金曜日が2度目の手術と聞いていた。そして昨夜「手術は無事終わったのに肺炎になってしまい予断を許さない状況で眠れない・・・。」というメールが届いた。

私には祈ることしかできない。でも家族の方達は祈り、わずかな希望を持ちながらもどこかで覚悟をしていかなくてはならない。

こういう話ってどこか人ごとで自分の身には起こらないような気がしてしまうのだが、そんな保証どこにもないんだよなぁ。今は本当に当たり前のように家族健康に暮らしているけれど、これはとっても幸せなことなんだ。(そんなことはすぐ忘れて煩悩に振り回されてしまうのだけど。)そう噛みしめた昨日の夜でした。

どうか、弟さんの病状が良い方向に向かいますように!!神様!!