我が家では2階のベランダに洗濯を干しています。先日そのベランダの手すり部分で巣作りをしている蜂を発見!!こんなところに蜂がたむろしていて、うっかり洗濯物の中に紛れ込んだり、干している私に襲いかかってきては大変と慌てて主人に報告をしました。

私の主人の実家は以前学生服屋さんを経営する傍ら、蜂蜜・ローヤルゼリー・プロポリスなどを販売していた。バブルの時代だったからか、蜂蜜などの売上もよく学生服よりも多くの利益を得られたそうで、主人はしょっちゅう「僕はみつばちのおかげで大学まで出してもらえた。」と言っていた。

私は蜂に刺されたことがありませんが、人が刺されたのを数回目撃したことがあって、その痛がりようから蜂を大変恐れています。しかし、みつばちに大学まで出してもらった主人は蜂にとても感謝しており「蜂はこちらが何もしなければ決して襲ってはこないんだよ〜。」とムツゴロウさんのように大らかでした。

そんなこんなで(?)蜂の退治は主人に任せることに。殺虫剤片手に作りかけの蜂の巣へ近づく主人。(感謝してる割に仕方なくはあるもののあっさり殺生するのだな・・・。)蜂の巣には1匹の蜂がとまっていた。ベランダへの掃き出しの窓を開けてそれを見つめる妻。とっさに「はっ、もしあの蜂が殺虫剤をかけられて部屋の中に飛び込んできたらどうしましょう!?」という思いが頭の中に駆けめぐり、手は自然に窓を閉めていました。(5cmくらいは開けておいたけど。)
殺虫剤をかけ急いで部屋へ逃げ込もうとした主人はしまっている窓にぶつかり、ものすごく驚き慌てていました。私も「あ、大変!」と思い、すぐ窓を開け主人を部屋に招き入れたのですが、荒い息の中で主人が「お、お前・・・。なんてことを(するんだ)・・・。お前の本性が分かったよ・・・。」とつぶやき、不信感いっぱいの目を私に向けた。(当然か)

蜂は部屋ではなく家から遠のく方向で逃げていってくれたし、2度と近づいてくる様子もなかったので一件落着だったんですが、何だか夫婦の溝を深めてしまったわ。ごめんなさい。でも、いつも蜂をあんなに愛している主人があんなに怖がるとは思わなかったんですもの。