サプライズ
次女の通う高校では先週と先々週、ホームルームの時間を使って、3年生だけで球技大会が行われた。
発案者は各クラスの室長。
その中にはうちの次女も含まれてる。
数週間前、進路をがらっと変えた次女は今てんやわんやの忙しさなのに、そんな企画の実行委員をやってる余裕はない。
それは本人が一番わかっていて、週何回か開かれる放課後の企画会議に参加するのを非常に負担に感じていたようだ。
仲のいいお友達で、推薦でもう進路先が決まってる子に代わってもらおうかとも言ってたけど、あまりそういう事が得意な子ではないのに、押し付けるのもなぁ…と悩ましげだった。
で、結局、やっぱり自分でやることにしたから、と私の了解を得ようとする次女。
内心、不安に感じながらも、まぁじゃあがんばってとしか言えない私。
2週に渡って行われたその企画は大成功に終わり、受験生活で疲れてる3年生が久しぶりにとても楽しそう笑顔でな参加してくれたと次女からちらっと報告を受けた。
休み明けの今日、朝、いつものように早くに登校してトランペットの練習をしてから、教室に行った次女の目にはクラスメイトから感謝の言葉で埋められた黒板が飛び込んだ。
楽しかったと言ってもらえただけでも喜んでいた次女にこのプレゼントは本当に感激もので、みんなの目が恥ずかしくて、朝はゆっくりは読めなかったけど、写メに撮ったメッセージを帰りの電車の中で読んだときは、うるっときたそうだ。
1人の女の子が、次女は毎朝トランペットの朝練をしてから教室に来るからその前にみんなで書こうと休日のうちに一斉メールをクラスメイトに送ってくれたらしい。
次女は生きてるんだなぁ。
私も生きよう。