体育大会・長女編

長女は女子400mリレーに出場した。
走るのは割と得意だし、リレーは一番出たい競技だったんだけど、今年はじゃんけんでアンカーになってしまい、少し気の重そうな長女。(そろいもそろってじゃんけんに弱いわしら母子)

長女のリレーを見るとき、隣には仲良しのひとちゃんのお母さんがいた。

ひとちゃんも同じ競技で同じようにアンカーになってしまったとか。

大会前の何日か長女と一緒に走ったりしたんだけど、あの子、走る前にすごいストレッチを入念にしてる。

下半身だけならまだしも、上半身もたっぷりしてる長女を待ちかねて、いつも私が先に走り始めちゃうんだけど、長女曰く、「よくストレッチをすることによって手先まで空気が行き渡り、腕のふりができるようになるんだ(by体育の先生)」とか。

あの子知識ばっかり先攻してさぁと笑って、ひとちゃんのお母さんに話してたら、「ほんとだ、〇〇ちゃん(長女)ストレッチしてる」と爆笑するひとちゃんのお母さん。

グランドに入場してきて、前の種目の間待機してる長女はずーーっと念入りにストレッチをしてた。(そんな子あの子だけ)

いざ、本番。ひとちゃんのクラスとは走る組は違うので、お互い直接一緒に走る事はない。

「どうせなら、どべで来て欲しいね(自分の子で抜かされる心配がないから)」と馬鹿な発言をしてたら、長女もひとちゃんもどべからひとつ前の順位でバトンと受け取ることに。

長女は直前のストレッチが効いたのか(多分違う)、一人抜かせそうなところまで追い込んでゴールした(結局抜かせなかった)

ひとちゃんは・・・、気の毒に、3位で受け取ったんだけど、4位(どべ)のチームのアンカーが同じソフト部でも足の速いMちゃんだったので、最後の最後に抜かれてしまった・・・。

ひとちゃんのキャラ(足がソフト部で一番遅く盗塁が苦手だった)から別にそれは微笑ましく見られるものだったので、周囲は気にはしてないと思うけどやっぱり、帰り落ち込んでたと長女が教えてくれた。

一方、長女は結局抜かせなかったので、落ち込んでクラスの席に戻ったら、抜かしたものだと思ってたクラスメートからハイタッチで迎えられ(すごかったー!!ドラマだったーー!と言ってくれたそうだ)、実は抜いてない事を伝えるたびにみんなが「え・・・」と気まずくなったのが辛かったとか。

ま、終わった事だし、いいじゃん、いいじゃん。

夕食の時に「砂かけばばあ(幅跳び用砂場のならし係り)してたね」と茶化して言ったら「うち、超うまいって、先生に誉められたし!!」と嬉しそうに言った。

よ、よかったね・・・。