クリオネ

私がクリオネという生き物の存在を知ったのは、6年前子供達と初めて北海道に行った時でした。
実際のクリオネ自体を静止画で見るとさほどかわいらしくないのですが、クリオネを元にしたキャラクターのお土産なんかは、そこそこ愛らしく、一度生で見てみたいなぁと思ってました。

そして、今回はじめて見ることができました。ツアーの途中で寄ったサービスエリアの入り口に置かれた小さい水槽で泳いでました。水槽は家庭でめだかとかを飼うときに使うような、普通の水槽で、特に酸素などの設備も施されておらず、案外ぞんざいに扱われてるんだなぁと驚きました。

でも、両手(手じゃないのかも)をぱたぱたとさせて泳いでる姿は可愛く、確かに「氷の妖精」と呼ぶに相応しいかも・・・と思いました。

その後、行ったオホーツクタワーというところにも、クリオネはいました。苔のいーっぱいついた水槽に入れられていて、なんだか寂しかったです。同じフロアにクリオネについての説明がされてるコーナーがありました。

クリオネは家で飼えるの?」という質問があって、興味深く読んでたら「餌として食べてるものが特殊で手に入れにくいため、家庭で飼育することはできない。」みたいなことが書かれていた。

ふむふむ、そうか、それでまりものようにお土産として持ち帰れず、世間一般への認知度が低いのかと納得してたら、説明の後半に「しかし、えさを与えなくても一年くらいは生存し・・・」って・・・。

え、一年くらいは生きてるから死ぬことがわかってても、持ち帰っていいってこと?

だめだろ、そんなの。

なんか、クリオネを可哀想に思う気持ちを抱いてオホーツクタワーと後にしました。