沖縄の想い出②・マリンスポーツ

2日目はマリンスポーツに挑戦しました。

主人と次女はシュノーケリングツアー、私と長女はモーターボートで引っ張ってもらうUチューブとスキーチューブをする事に。

シュノーケリング隊は沖のシュノーケリングスポットまで船で行くので、別れて行動しました。

私も長女もマリンスポーツは初めてでしたが、絶叫マシーンは比較的好きな方なので、楽しめると思い参加する事に。

最初Uチューブにトライ。これは、中学生以上しかできないといわれていたので、さぞかしスリリングなんだろうと構えていたら、さほど怖くもなく、綺麗な海を眺める余裕もありました。

Uチューブがそんなだったから、小学生でもできるスキーチューブはもっと余裕だろうと油断してたのが大間違い。すっごい怖かったんです、これ。

丸型のマットに2箇所穴が開いていて、そこにお尻をすぽっとはめこみ、あとはただボートに引っ張れるだけなんだけど、ボートが走り始めたら、波の上をすごいバウンドして、時には私達の乗ってるチューブが宙に浮かぶ事も。

もうバウンドするたびに、頭ががくがく振れて、お尻はどんどん沈みこみ、終いには膝が顔の前に(つまり私はほとんど折りたたまれた格好になってた)。その膝で自分の歯を打ちつけた時にはすごい衝撃で泣きそうになったよ…。

怖かったら手を挙げてくださいねーって言われてたけど、そんな余裕もなく(手を離したらそのまま放り出されたに違いない)、楽しむどころか生きるか死ぬかの瀬戸際をさまよっていたら、急に動きが遅くなり、ボートもチューブも止まった。

ようやく目を開けて隣にいる長女に「怖かったね〜」と話し掛けようと思ったら、いない!!そこにいるはずの長女が!!

慌てて周りを探したら、ぷかぷかと沖を漂う長女の姿が。

どうやら、長女はついにチューブから放り出されたようだ。ライフジャケットを着てるから、溺れはしないものの、放心状態の長女。インストラクターに助けられ「大丈夫?」と聞かれてもひきつった笑顔を返すのが精一杯。

「どうしますか?」と聞かれ私が「もう辞めておこうか」と言ったのに、長女は放心状態ながらも主人譲りのしぶちん根性が残っているのか「まだやります。ゆっくりでお願いします。」と途中リタイアを拒んだ。

では、と再び走り出すインストラクター。

ち、ちっともゆっくりになってない!!もう、私なんて、ヘッドギアのベルトのマジックテープが弱って、ぱかぱか外れるんだけど、止めなおす余裕もないから、思わず歯で噛んで抑えたよ。

なんとか手を挙げてストップしてもらい、もう少しゆっくりでと頼む事数回・・・。結局最後まで怖かった。

こんなに何回も止めるならリタイアしろよとインストラクターは思ったに違いない。

ふらふらになって、チューブから降り、軽くお礼を言ってその場を去った私と長女は「午後は辞めておこう」とお互い言い合った。(午後も予約してあった。)

ビーチに戻ってつかれた体を癒すべく、ぷかぷかと波に浮かんでたら、遊泳区域ぎりぎりまで行って沖を眺めてる長女。

何を見てるのか聞いたら、私達の後にスキーチューブをやってる客を見学してるのだと。

そして、自分意外の人もぼとぼとと海に投げ出されるのを見ては「よかった…、私だけじゃなくて。」と安心してた。

お昼に再び合流した主人と次女は「もんのすごーく、楽しかったよ!!!」とシュノーケリングツアーがいかに楽しかったかを力説してくれた。岩場に群れる綺麗な魚たちを自分の目で見られたんだから、そりゃよかったよね。船長さんがとってくれた貝をその場で食べさせてくれたり、とかなり堪能した様子。

私もそっち行けばよかった…。と思ってる私の横で長女が淋しそうに「いいもん、こっちだって楽しかったから。」と弱々しく語ったのが哀れだった。

でも、沖縄にでもいかなきゃマリンスポーツなんて体験できなかったんだし私は後悔してないさ。本当に。