金八再放送

先月、金八第5シリーズの再放送が始まってしばらく経った時、一人のママ友から「風間君の金八の再放送が始まってるけど、いつからだろう?」メールが来た。

彼女は第5シリーズは見た事がなく、気づいたら第4話まで放送されていた事にショックを受けていたので、私のビデオを貸す事に。

そのビデオを借りに来た時、その友人が「すごいよね、風間君。あの目。」と言った。その頃はまだ悪健次郎の頃で、彼女はあの憎たらしい風間君の演技にまんまといらいらさせられているようだった。

私は心の中で「ふ、ふ、ふ。あの健ちゃんが最後にはかわいそうで、かわいそうで仕方なくなるのだよ。」とつぶやいた。(勝手につぶやいてろ)

それから数日後、また彼女からメールで「Kさん(別のママ友)に金八のビデオ貸してもいい?」と頼まれた。貸すともさ。いくらでも。なんなら最終話まで一気に貸すぜ。この調子でじゃんじゃん布教してくてい。

巷では静かに金八5ブームが起きているようで嬉しい。

今日、英会話でビデオを貸した友人に会ったら「○○さん(私)って、あの金八で風間君にはまったんだよね。分かるわぁ。すごい繊細な目の表情するよね。あの子。」と大変共感してくれててびっくり。

元々、「熱夏」や「クラウディア」を見て、風間君の事をお芝居の上手な子とは思ってくれてたみたいだけど、いまいち私がそこまで嵌る気持ちは理解できないようだったのに、今日の彼女の目の輝きは違った。完全に健次郎の行く末を案じまくってる目だった。暑さのための気のせいではなく、たしかに。

やっぱり、健次郎って特別なんだなぁと改めて思った真夏の昼下がり。

金八もいよいよ佳境に入ってる。次会うときに彼女がなんて言うかすっごい楽しみ。

そういえば、一緒に再放送を見てる長女が、年齢的にもとても共感できるようで、今回はとてもはまってる。毎回、泣いてるんじゃないかなぁ。今日の健次郎が「先生ーーー」って胸に飛び込むとことか、先生が健次郎の両親を叱り飛ばすとこでも、ぼろぼろと泣いてた。

しかし、やっぱりこの回は泣けるなぁ。金八先生が「心配するな。心配するな、健次郎。」って泣くところでは、本当に先生が今まで一人で抱えこんで苦しんできた健次郎の心を思い泣いていて、慈愛に満ちた武田さんのお芝居に泣かされた。武田さんは正直バラエティなんかで拝見する時は、少し苦手なんだけど、このシリーズの時は「お見事!」と言いたくなる演技をしてみえるような気がします。

ところで、毎回ぼろぼろ泣いてる私と長女の横で、泣けずにいる次女が「最近、どうも感動が足りん。」と一人で焦ってるのが笑えた。