だいちゃん、ゆうちゃん

という双子の兄弟が近所にいます。二人とも小5です(双子だから当たり前)。
去年一緒に子供会をやっていた会長さんの息子さんで、とっても素直でいい子です。
分団が一緒だった娘達も口を揃えて「良い子だ」と認める良い子です。
特に長女は自分の弟のように可愛がっていて、いまだに会うと「班長ーー」と手を振ってくれる二人を目の中に入れても痛くないんじゃないかと思うほどのでれでれぶりで「だいすけー、ゆうさくー」と招き入れてます。(自分の妹もそのぐらい可愛がってやってよ)

今日の子供会のソフトは他の子供会のチームとの練習試合でした。

お兄ちゃんのだいちゃんの方が体も大きく、スポーツも得意。一方弟のゆうちゃんはおっとりしていて、成績はだいちゃんよりいいけど、スポーツは少し不得意(と言っても上手だけど。)

今日の試合で調子が悪くなかなかヒットが出ないゆうちゃん。途中で補欠の子と交代させられてしまいました。少し涙を浮かべて「代えられちゃった…。」とお母さんのところに来たゆうちゃんにお母さんは「しょうがないよ、打てなかったんだもん。」と容赦ない。そこへ、お兄ちゃんのだいちゃんがすごい剣幕でやってきて「なんで!?なんでゆうさくが代えられるの!!??」と本人以上に怒ってる。お母さんはいつものことという感じで「打てなかったもん。」と軽くいなしていた。

普段は結構ゆうちゃんをいじめてるだいちゃんがあんなにむきになって弟のために怒ってるのを見て、私とっても驚きました。

その話を家に帰ってから長女に話したら、長女もしれっと「そうだよ、だってだいちゃんはゆうちゃんが大好きなんだもん。」と言った。(え、ってことはゆうちゃんはだいちゃんをそんなに好きじゃない…?)

へー、そうなんだ。荒くれ者なのに心優しいだいちゃんが今まで以上に好きになりました。

ところで、おろされた後、しばらく芝生の土手に座って黄昏ていたゆうちゃんも、立ち直って「お母さん、今度打撃の特訓して。」(お母さんは町内の女子ソフトチームの選手です)と言いに来たのも可愛かったし、それに対して「よし、いいよ!え、でも『して』なの?『して下さい』でしょ?」ときちんとしつけてるお母さんもやっぱり素敵なお母さんだなぁと思いました。

おまけ:その後ヒット連発して大活躍してただいちゃんも交代させられ、不満気にお母さんに訴えに来た時、お母さんが「やーい、やーい」と笑ってた。たくましい母子だわ。