焦げたれんこん

今日夜れんこんの金平を作っていた。
調味料も一通り入れ、料理も佳境に入った時電話がかかってきた。

最初次女が電話をとり、すぐに私にかわろうとしてたんだけど、電話の向こうで色々話し掛けて来るみたいで、次女は戸惑いながら返事をしていた。私は「誰からだろう…。次女の様子から明らかに大人に用事があるみたいだけど。」と思ってたら、ようやく次女が「お母さん、ひろみおばちゃん」と受話器を渡した。豊橋の義姉だった。

フライパンの金平はもうひと炒めしたい感じだったので、次女に「これ焦げないように混ぜてて」と頼んで電話に出た。

明日、実家であるお参りについての電話だったんだけど、相変わらずほんわかしたお姉さんとの噛み合わない会話を楽しんでいて、ふと次女の方を見たらなんか焦りながら一生懸命フライパンの中のれんこんをかき混ぜてる。

ちょっと待て。電話かわってから大分経つぞ。

そんなことを思いながらもお姉さんの話に耳を傾けていたら、ようやく次女が「(火を)止めていい?いい?」とおたおたしながら聞いてきた。私も電話しながら、うんうんと首を縦にふる。

「じゃあまた明日〜。」と和やかに電話を切り、ガスコンロの前に戻ったら真っ黒になったれんこんの金平ができあがっていた。

に、苦そう…。思わずそうつぶやいたら次女が照れくさそうに「だってー。かき混ぜててって言われたからさぁ…。」

ひたすら言われたとおりかき混ぜていたものの、さすがにいつもと違う料理になってることに気づいて焦ったみたいだ。

案の定、部活から帰ってきた長女が「なんだこれ!真っ黒じゃん!」と言った。次女のせいだと知ればののしる可能性大有りなので、「ごめんごめん、電話してたら焦がしちゃって…。」と私の責任にしておいた。それでも、私にののしったけどさ。でも私は平気なの、慣れてるから。

いっぱい余っちゃったけど、明日の長女のお弁当に入れたら怒るかな。