次女を怒ったら…

泣いちゃった。

今月末のピアノの発表会に向けて、我が家の娘2人はただ今追い込み中です。
次女のソロの曲の仕上がりが今一つで、ここ数回のレッスンで先生からかなりきつく叱られているのを迎えに行った時にちらっと見ていて、気にはしていたのですが、まぁそのうち何とかなるでしょうと放っておいた。

でも、どうも家での練習の様子を見てると、先生に言われている事を直そうとする練習はあんまりしていないように思えた。

次女は真面目なので、練習量は長女の倍くらいやってるんだけど、それが成果に結びつかない。これでは、一生懸命やっている本人が不憫だと思い、練習の仕方の改善を促した。でも、いまいち言った通りに改善されない。

で、結局「分かってんの!?」って感じで、喝を飛ばしてしまった。

その直後にレッスンがあり、案の定先生にも怒られる次女。先生の言ってる内容がその日私が言った事とあまりにも一緒だったので、つい私も先生と一緒になって、「そうですよねー。」と調子に乗って言ってたら、ピアノの先生にどんなにきつく叱られても一度も泣いた事のない次女が泣いた…。(多分惨めだったんだと思う。)

帰りの車の中でも、ぽろぽろ泣いている次女。いつもはレッスンの後いかに自分が褒められたかを主張してくる長女(私は長女のレッスンは見ていないので真実の程は定かではない)が、「○○ちゃん(次女の名前)も分かってると思うけどな…。」といつも叱られる自分の姿を次女に重ね合わせて同情してた。

はい、ごめんなさい。

家に帰ってからはもう一度どうやって練習したらいいか、次女と2人で話し合って、次の日からまたがんばってます。

それから数日後の昨日、突然夕飯の支度をしている私の隣に来た次女がおもむろに「あのさ、なかなか言う機会がなくってさ、言いそびれちゃったんだけどさ、あのさ、この前ピアノの事で怒ってくれてありがとう。あのさ、いつもピアノの練習気にかけてくれてありがとう。」と次女の癖の「あのさ」がいっぱいついた言葉でお礼を言ってきた。「え?」と思いがけない次女の言葉に驚く私に「だってさ、言ってくれなかったら、まだ同じ練習しかできなかったと思うからさ…。」

言いながらまた目に涙を浮かべてる次女を見て、嬉しいような、かわいそうなような、複雑な思いがして、ついこっちもしんみりしちゃいました。

子供って親でも想像できないこと考えてるものなんだな。