全力疾走

国勢調査にも慣れ、平常心を取り戻し始めたら、忘れかけていた「町内対抗リレー出場」の一件を思い出し、昨日からどきどきし始めた。
毎年行われる学区運動会は結構な盛り上がりを見せている。下手すると、小学校の運動会なんかよりずっと面白くて、盛り上がってるかもしれない。(子供達は景品がいっぱいもらえるからすごく楽しみにしている。)
その中でも、一番盛り上がるのが「町内対抗リレー」なのだが、今年から私が20代代表で走る事になった。もちろん、私は20代ではなく、むしろ来年は40台に突入する立派な30代なんだけど、本物の20代で引き受けてくれる人がどうしてもいないのよーと泣きつかれればノーと言えない日本人の私はやっぱり引き受けてしまう。
普段、バトミントンやテニスはちょこちょこやってるから、全く運動してないわけではないけど、どれもお遊び程度のものだし、ましてや全力疾走なんてここ何十年もしてないような気がする…。

不安なので、先日から時々長女(これまた体育祭で800m走という微妙な競技に参加する)と一緒に近所をちょろちょろっと走ってるのだが、昨日は一度土の上でカーブをするトラックを全力疾走したらどうなるのか試して見ようと思い、人目を忍び夜の9時頃近所の公園で走ってみた。

最初1週走ったら、見ていた娘二人が大笑いした。なんでも、私の走り方は歩幅が小さくちょこまかして変なんだそうだ。だって、大股で走ったりしたらバランス崩しそうで怖いじゃないかぁ!2回目は少しがんばって1歩を大きく出しながら走った。でも、やっぱり気持ちに足がついていかず、つんのめりそうになることしばしば。だめだ、これでは、絶対転ぶ!大衆の面前で無様にこける自分の姿と、その後の長女の罵声を想像しただけで、泣きたくなった。

その後も走る、走る。夜なのにざっ、ざっと不気味な足音を鳴らして、ひたすら走りつづける親子3人。(次女は町内対抗障害物リレーに備えて、ブランコの柵をくぐったり、ベンチの上に飛び乗ったりしながら走ってた。)公園の周辺の家の人気持ち悪かっただろうな。

私は、果たして当日100メートル転ばずに完走できるのだろうか。今夜も走ろう。