大阪珍道中⑦

トラコロンを求めてアーケード内のゲームセンターをくまなく探した。でも、トラコロンがもう少しとりやすそうなゲーム機どころか、それが景品になったゲーム機すら全く見つからなかった。

「あそこしか、やっぱりないみたいだね。」ということになり、再び先ほど訪れた店に行くことにしました。

相変わらず山のようにあるトラコロン。私たち親子以外にも1組のカップルがチャレンジしていた。何回挑戦したかは定かではないが、結局取れずに去っていった。

「多分無理じゃないかな。」と大人の私は思った。でも、次女は自分なら取れるんじゃないかという思いが捨てきれない様子。

結局、7回挑戦した。700円の投資、先ほどのも入れれば1000円の投資はむなしい結果に。はい、とれませんでした。
私たちが下手くそだったのか、難しいゲームだったのか。
娘は世の中の厳しさを大阪で学びました。「ごめんね・・・お母さん・・・。」と力無く謝る娘。
私的には普段はこんな風に遊ばせてあげられないので一度くらいはと納得してやらせたことなので構わなかったことを娘に告げた。

なーんとなく、300円投資した時点で断固として反対するべきだったかなぁ。かえって次女の敗北感を大きくしてしまったかなぁ、と反省したものの、後の祭り。

そろそろホテルに戻ってクラウディアへ行く準備をしなくてはならなかったので、娘に気分転換に何か冷たい物でも飲もうか?と言って、「ドトールコーヒー」(だったと思う)に入りました。
少ししょんぼりしていた娘もここで飲んだマンゴーフローズンがとても美味しかったのでまた笑顔になり、「あんなの取れる分けないじゃんねー。」と開き直っていました。やれやれ。
続く

*「トラコロン」の話、ここまでひっぱったのに、大したオチもなくなんだかもの悲しい結末で、ここまで読んで頂いた方申し訳ありません・・・。