完読

昨夜「こころ」を読み終わった。
中学生の頃、理解しがたかった登場人物の複雑な気持ちが、大人になった私はよく理解できた(ような気がする。)
人間の持つ残酷さや汚さから厭世的になっていく過程も分かった。
でも、やっぱり死んじゃだめだよ。
私が図太く、図々しい大人に平気でなれたからそんな事が言えるのかも知れない。本当に孤独になったり辛い思いをしたことがないからそんな能天気な事が言えるのかも知れない・・・。
正しい事、美しい事を追い求めることも勿論大切だけど、それが難しいからって生きる事を止めちゃだめな気がする。
そういう意味では、共感して感動する話ではなかったかな。

でも、本当に正しいことだけをして生きていく事は不可能なのかもしれないな。
昨夜の「女王の教室」を観ててもそう思った。もし、この番組でその辺の解決の糸口が提示されるならとっても興味があります。

私は子供たちに何をどう教えていけばいいんだろう。

ただ、言える事は・・生きてて欲しいなぁ。自分の命も他人の命も大切にして欲しいなぁ。